ココロを整える

私がわたしに感動する人生を。

あなたが生きている。そこには必ず感動があります。息をする、動く、考える、感じる。自分の全てが愛おしく思える人生にしませんか?

武器よ、さらば・自立系武闘派女子が姫になるまで

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私が武器を持ったわけ

男は女を悦ばせたい生き物

恋愛系ブログなどでよく見かけるこのフレーズ

いままでは「ふーん」くらいにしか思っていませんでした

「ま、そういう男もいるかもしれないけど、私には関係ない」

優しい男性は数多く見てきたけれど、彼らが女を悦ばせたり、役に立ちたいと思っているとまでは思っていなかったという感じでしょうか

私は母親に

「男は恥に命を捨て、女は男に命を捨てる生き物。どんなに優しそうな男でも、一皮むけば暴力的な部分があるから、とにかく立てなさい」

幼少期からこのように言い聞かせられてきたので、「女が男の役に立たなければいけない」という思い込みを抱いていたせいだと思います

原因は生い立ちにあり

この母親の教えは、今思えば彼女の無価値観の象徴だったように思います

我が家は権威ある父、それをサポートする母、暴君な兄、しっかり者の私、ピエロ役の弟という家族構成でした

家族全員、特に母は常に父に振り回され、DVを受け、我慢して従っている姿を何度も見ていました

私は全面的に母の味方になり、愚痴の聞き役、そして矢面に立って父と戦う武闘派に成長していきました

でも父以外の男性に対しては「立てなければいけない」という教えが、しっかりと刻み込まれていたので、家の外では淑女、家の中では暴れ馬という、ややこしい女へと成長していきました

権威との葛藤

「いつ殺ってやろうか!」

何度も寝ている父親の寝首を掻くシーンを想像したり、実際にバットを取り合いしながら乱闘を繰り広げたり。。

その強烈な反抗心は、結婚して家を離れてからも続きました

(さすがに口撃止まりにはなりましたが。。)

平和主義の夫に、父への態度の悪さを何度も注意されたため、父の晩年には大人しくなりましたが

「血はつながっていても相性の良し悪しはあるし、愛せないものは愛せない」

この思いが変わることはありませんでした

そして男は私を傷つける

イメージの要因

私の男性イメージが悪くなった別の要因として「性被害」があります

幼少期から早熟だったせいか、いたずらや痴漢は日常的、レイプ未遂も経験しました

だから男は、私を性の対象として見るし、体や心を傷つける存在だと思っても仕方がなかったのかもしれません

「男は私を翻弄する」

「男は私を傷つける」

父の姿、母からの刷り込み、男の性的暴力性、私の男性イメージはこのように仕上がりました

男の弱さが許せない

社会に出た私は、自分が女であるために、社会的な立場で劣った扱いを受けざるを得ないことが嫌で仕方ありませんでした

だから男の優柔不断さや、問題から逃避するような弱い姿に怒りを覚えることはしょっちゅうでした

表面上は淑女を装っていましたが、暴れ馬な部分が徐々に出始めていきました

 

そもそも奥底に、男は敵だという意識を抱いていたのかもしれません

「真っ向勝負」

「不正は許すまじ」

時代背景もありますし、男性優位の職場にいた私は、全方位に密かに武器を装着し、ハードワークしていました

そんな私のことを、当時の同僚男性たちは相当煙たい目で見ていたんじゃないかと思います

人一倍働き者で、努力家で、倫理違反などが許せなかったため、正論を振りかざして融通が利かない私でした

「可愛げのない女」

そう思われ、扱いにくい人物だったはずです

(我ながら、あそこまで熱くならんでよかったかも。。と今更ながら恥ずかしい)

家庭内では指令官

社会で常時戦闘態勢の私が、家庭内ではどうだったのか

夫は前述のとおり、平和主義で争いは好まず、冷静なものが勝つという主義です

意志のすれ違いなどが起こって、私が熱くなりかけても即座にいなされてしまい、ケンカに発展することはありません

私一人が鼻息を荒くして、奮い立った魂を持て余すという消化不良さでした

そこで私は、自分のやりかたを通すために「指令官」及び「実行部隊」のポジションにつくことにしました

家庭内のことは私が取り仕切り、行動が遅い夫のことは待たず、計画から実行まですべて行うというほぼ独裁状態です

(いちおう意見は聞くけれど、前もって心理的操作を徐々にする周到さ)

そう、私は夫の男としての役目まで、すべて取り上げてしまったのです

私は夫を役立たずの男にしてしまったのです

私は愛されていた

父の愛

夫を役立たずにした挙句、別居を選択し、人生がドン詰まり状態になってしまった私

そんな私を救ってくれたのは、心理学でした

根本師匠のブログや、師匠の古巣のヒーリングワークを積極的に利用したおかげで、あんなに嫌っていた父の愛を受け取るというところまで癒しを進めることが出来ました

私を愛していたこと

私に豊かさを与えてくれたこと

私の役に立ちたかったこと

これらすべてが私のハートに広がりました

「こんな至上の喜びはない」

「もしかしてドラッグってこんな気分になるの?」

(たとえは悪いですが・・)

 

それぐらいの幸福感で満たすことができたのです 

本当は姫になりたかった

根本師匠のブログでもよく語られているとおり、私は隠れファザコンだったことが露呈し始めました(しかも超・超!)

父のことが好きだからこその、反抗的態度だったことも素直に認めることが出来ました

既に亡くなっていることも私にはプラスに働いたのかもしれません

もはや、脳内は父への愛でいっぱいです

父が私を喜ばせようとしていた、良い思い出ばかりがあふれてきます

「私は本当は、父にお姫様の様に愛されたかったんだ」

怒りが愛に変わったことで、真実の私の気持ちが現れてきたのです

さらなる癒し効果

愛がほしければ・・・

これまでの私は、誰にも愛されず、一人ぼっちで生きてきた感覚でいました

けれど、父の愛を知り、受け取った私はその後、自分自身を愛することに挑戦し始めました

心理学は物理的な法則とは真逆です

「愛されたければ、まず自分が愛を与えること」

「愛を与えるには、自分を愛すること」

 

私は私を愛することからスタートし、徐々に周りに愛を与えられるようになっていったのです

男は私の役に立ちたい

私が周りに愛を与えはじめたことで、どんどん私への愛も受け取れるようになりました

それはもちろん、男性からの愛も例外ではありません

これまでは、私を傷つけ翻弄すると思っていた男性たちを見る目が、だんだん変わってきました

これまで関わってきた男性たちが、私の役に立とうと頑張ってくれていたこと

私が喜ぶ姿を、喜びとしてくれていたこと

そして私は、彼らにとても愛されていたこと

ただ、私が受け取らなかっただけなんだと、おのれのバカさ加減に嫌気がさしました

脳内設定変更

馬鹿さ加減を反省した私は、男性イメージを書き換える作業をすることにしました

男は女をよろこばせたい

男は女の役に立ちたい

男は私を姫として扱う

男は戦う相手ではない

これまで抱いていた観念を手放し、男性をヒーローとして見ようと決めたのです

そして武器よ、さらば

男と戦う必要がなくなった私に、もう武器は必要ありません

私が戦う必要もありません

私のために戦うのは、男性にお任せすればいいのです

 

やっと長年仕込んで磨き上げてきた武器を手放す時が来ました

セルフヒーリングを毎日、泣きながら行いました

 

もう、独りでがんばることも戦うことも私にはできません

完全に戦意喪失状態になってしまいました

でも、それでいいんです

私は本当に長く長く、戦かってきたんですから

 

愛を許す

全ての武器を下ろすこと

愛されること

私のすべてをゆだねること

 

武器を下ろすと同時に、愛した男にハートを開いて、触れさせてもいいと自分に許可を出しました

すると、これまでの自信のなさや、疑い、といったものが払しょくされ、ただ愛だけが残るという現象が心に起きてきたのです

素直に愛を伝え、受け取ることが自然にできるようになり、胸いっぱいのしあわせで満たされることが多くなりました

置かれた状況は何も変わっていないというのにです

まとめ

自立系武闘派女子が、愛を受けとることで、ただの女に変わっていく様子をお伝えしようとして、つい熱くなってしまいました。。

これでも相当、端折った内容になっていますので、私が癒しを進めるにあたって使った手法などは、また別の機会にお伝えしようかと思います

 

全然まとめになっていませんが、今回はこの辺で